書
「書道の本要る」「要る」
朝の忙しい時間、電報みたいな会話で終った。夕方郵便局のお嬢さんが運んできた重そ
うな配達物を開いてみて驚いた。平凡社の書道全集。
般若心経を心を込めて一字一時書いていても,なかなか思う字にならない、基本になるも
のが自分に無いかもしれない、と落ち込んでいたところの電話で、「書道の本」と姪は言っ
たが、書道のお手本くらいに考えて軽く返事していたのだ。
日本と中国の書を年代別に分け、書道の歴史からその当事の有名な書道家の拓本まで
載っている。「書道家の先生に差し上げたら喜ばれるかもね」って言ったので、研ちゃん
が,傍に来て本を開いて見ていたが、「凄い、これ読みたいから誰にも上げないで」,と言っ
た。これだけの本、彼は読むつもりなのだろうか?
つられて私も、平安時代の本を開いてみた。書道の面から見た歴史、何だか面白そう。
「生きている間に読めきれるかどうか疑問だね」、と言いながら二人で本箱に閉まった。
研ちゃんは市史などを呆れるほど根気よく読むので、生きているうちに読みきれるかもし
れないな。
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